≪下痢とFIP≫についての記載がございました。
拝見させて頂いて凄い説得力に感動致しました。
そして
思い出しました私と猫とFIPの体験をお話させて頂きたいと
思いました。

過去にFIPを発症した猫は4頭。
うち1頭は助かり長生きをしました。
(何百頭のうちの4頭ですし
なにぶん昭和の事で治療法もなく
原因不明の症状はみなFIPと診断される時代の事です…
今とは違います―)

その中でいちばん辛かったケースは
初めてブリーダーさんから迎えた仔猫でした。
私は20代半ばで子供達もまだ小さくて車の免許もまだ
持っていませんでしたから
下痢の治らない仔猫をキャリーに入れて娘をおんぶして
毎日バスに乗って動物病院に点滴に通うのはとても大変な
事でした。
肉体的にはおんぶ紐が肩に食い込む娘の重さに加え
特に雨☔の日など傘もささなくてはならないので
背中には娘、右手にはキャリーを、左手に傘を持つのです。
それで背中の娘と仔猫をかばうものですから
バス停での自分は雨☔に濡れ冷たくて哀しくてひとり涙😢
毎日毎日疲労困憊…精神的にもギリギリで
ペット保険もない時代経済的にもかなり苦しかったけれど
ただ良くなって欲しい一心でした。

確かフードはサイエンスダイエット
動物病院で指導して頂き購入していました。
それでも下痢は治らず
実は怖かったので避けていましたがやむなく
おそるおそるブリーダーさんに連絡をしました。
案の定かなり叱られました。
が、その時初めて仔猫が食べていたのは
キャットフードではなくて
茹でたササミに茹でタマゴの黄身を混ぜ
更に特製のスープをかけた物…………-ᄒᴥᄒ-
そう聞かされました。
わかっていたらお迎えしませんでした。
教わって作ってみましたが食べてはくれませんでした…。
結局入院になってしまったのですが
衝撃💥は更にここからです…。
ある日様子を伺いに病院に行くと
なんと!!
仔猫がいませんでした.·´¯`(>▂<)´¯`·.
かなり遠方のブリーダーさんでしたが
私に頼まれて迎えに来たと言って連れて行った…?
仔猫の代金はお預かりしています…って何???
(未だに信じられませんが実際にあった事です)
その後ブリーダーさんとは全く連絡がとれず
仔猫がどうしているのか知るよしもなく
本当にFIPを発症していたのか…それすら未だ疑問であり
結局何がなんだか解らないまま
1ヶ月通い続けた疲れと治療費と虚しさだけが残りました。
⚡なんでもっと早く知らせてくれなかったの!?⚡
あの怒鳴り声は今だに忘れる事ができません。

何十年も経った今になって
自分も同じように早めのご連絡を…とお願いしますのは
その時のトラウマからかもしれませんね。
(もしも私も同じように思われていたらどうしましょう😰)
その時からは
時代も私も大きく変わりました。
医療は格段に進化して
自身の納得行く治療を受ける事ができるようになりました。
FIPの寛解率も上がり
全ての猫が亡くなる病ではなくなりつつあります。

それでも
甲斐なくお空に渡ってしまう
その悲しみと寂しさと後悔の苦しみだけは
時代がかわっても何ら変わる事はありませんが
でも―
助けてあげられなくてごめんなさい…ばかりではなくて
頑張って治療に耐えてくれた
精一杯生きてくれた
短い間だけど側にいてくれた
ありがとう…と思えるように
この頃ようやく
なって来たかな…と思いますし
今でもそう考えるように努力しています。
誰ひとり忘れる事はありません。
ずっと一緒です。

結局は
FIPではなく恐怖のブリーダー体験と
私のメンヘラ話にて申し訳ありません💧が
我が家の仔猫たちには
手作りスープ…あげていませんのでどうかご安心下さい😊
