【動物愛護週間】所有者の管理責務①

【今日のテーマ】所有者の管理責務①
昨日は所有者・占有者の管理責務について綴りましたので、こちらも合わせてご覧ください♪✨
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https://www.koneko-breeder.com/blogArticle-39231.html


今日は所有者だけに課せられている管理責務について特に以下2点を綴りたいと思います。
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・終生飼養
・みだりな繁殖の防止

少し前に、テレビCMで「その一目惚れ、迷惑です！」とペットショップでの一般的なシーンをモチーフにした広告が流れていましたが、あれは偏向広告ではないかと考えます。

当舎では、一目惚れは重要な感情だと思っています。

先日もブログで書かせていただきましたが、まず、飼養者に求められているモラルは適正飼養であって、一目惚れしても適正に飼養してくださるならとても喜ばしいことだと思います。安易な売買こそが問題であって、一目惚れでペットを飼うことの否定は少し違う気がしてなりません。
　

先日のブログ
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https://www.koneko-breeder.com/blogArticle-39191.html

加えてお客様のみならず、私たち動物取扱業者に求められているモラルは「安易な生体売買の防止」です。

仮に、何処かの生体販売業者が「安易な販売」をしていたとしても、お客様は安易に購入しなければ良いわけです。

当舎では、全てのお客様に対して飼養継続体制の確認、不妊去勢手術のお願いをし納得いただけたお客様と双方合意が成り立って、初めてお取り引きを進めさせていただいております。

特に、オーナー様の万一の場合の、飼養継続体制の確認においては、中には憤慨されるお客様もおみえになりますが、逆にご説明させていただきましたことへの共感と実行のお約束はもとより「しっかりしたブリーダーさんで安心できました」と言ってくださるお客様の方が多いことに心を救われています。

憤慨されたあるお客様の主張には「お金を払って買うんだから、そんな細かなことを聞くな！」と口調を荒げられ、つべこべ言わずに売ってくれさえすれば良いんだ！と言わんばかりの応答です。

もしその口調に従って安易な売買が成立すれば、販売の効率は良いかもしれませんが、動物取扱業者の努めを果たしたとは言えなくなります。

動物取扱業者の努めの一つには、「適正飼養の啓発」もありますから、後に不適正飼養となり得るお客様との売買取引はしてはいけないのです。

「終生飼養」の終生は、飼養者の終生ではなく、動物の終生です。

飼養者の万一の場合に、託せる別の飼養候補者は事前にご相談され、いつでも引き継ぎ出来る体制でお迎えいただくようお願いしたいものです。

当舎では会話の中で少しでも安易なお気持ちが垣間見れたお客様には、特に念押しさせていただいております。


犬猫の「みだりな繁殖の防止」は、2019年法改正で義務化されました。

また猫は多産動物で、ギネス記録によると一度の最大出産数は19匹だそうです。

平均で5匹程度の出産をしますので、不妊去勢手術もしくは、最低一方の性別の避妊去勢していない場合には、決して一緒に飼うことによる自家繁殖はしない、または同一性別での飼養が常識化されたと言えるでしょう。

残念ながら、まだまだ一般的なご家庭の猫のオーナー様には、浸透しているとは思えない状況です。この機会に少しでも多くの人に知っていただければ幸いです。

※動画は投稿内容に直接関係ありません

今日も最後までお読みいただきありがとうございました😊