はじめに
最近、見学や説明を受けに来られるお客様の多くが、ミヌエット(短足猫)についてインターネットの記事から情報を得ています。ところが、そのような記事の中には「短足猫は病気になりやすい」「たくさんの問題がある」といった、根拠のない不安をあおる内容が目立ちます。
こうした情報は、ミヌエットを「かわいい」と思ってくださる方々に無用な心配を与えてしまいます。そこで繁殖者として、私は科学的根拠に基づいた正しい知識をお伝えしたいと思い、この文章を書きました。
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短足の遺伝子と健康との関係
ミヌエットの「短足」は、自然発生した遺伝子変異によるものです。この遺伝子については、すでに学術論文で研究が行われています。研究対象はマンチカンですが、ミヌエットは マンチカンとペルシャ系猫(ペルシャ、エキゾチックショートヘアなど)を交配して誕生した品種 ですので、その研究結果は十分に参考になります。
なぜペルシャ系と交配するのか?
• 遺伝子プールの安定性:新しい猫種を確立するためには、豊富で安定した遺伝子プールが必要です。ペルシャ系は歴史が古く、遺伝子の多様性が高いため理想的です。
• 外見の補完:ペルシャ系の丸みを帯びた甘い表情は、ミヌエットの理想的な姿に合致しています。
したがって、ミヌエットは短足遺伝子を受け継ぎながらも、ペルシャ系の豊かな遺伝的背景を持つ猫です。つまり:短足遺伝子は健康に悪影響を与えるものではありません。
👉https://bmcgenomdata.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12863-020-00875-x
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短足猫に見られる健康リスク
猫社の中でも、動物看護を学んだ仲間から「獣医師の先生が『短足猫は病気になりやすい』と言っていた」と聞いたことがあります。私たちは反論しましたが、先生の立場からすれば一理あります。
• 臨床上の偏り:健康な短足猫は病院に来ません。診察を受けるのは問題を抱えた猫だけです。つまり獣医師が見る短足猫は「病気の個体」が多く、結果として「短足猫は病気が多い」と感じやすいのです。
• 構造的リスク:短足猫は四肢が短いため、関節にかかる負担が相対的に大きくなります。そのため、他の猫に比べて関節のトラブルが起こりやすいのは事実です。ただし、必ず病気になるわけではなく、あくまでリスクが高いということです。
なお、どの猫種にも特有のリスクは存在します:
• 大型猫(メインクーン、シベリアなど) → 股関節の問題。
• ペルシャ・エキゾチックショートヘア(いわゆる「ペルシャ系」) → 呼吸器や涙道の問題。
• ブリティッシュショートヘア → 心臓疾患。
• ラグドール → 腎臓や腸の問題。
つまり、短足猫も他の品種と同じように特有のリスクを持つだけで、「特別に病気になりやすい」ということはありません。
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正しい理解と飼育のポイント
ミヌエットを迎えるなら、次の3点をしっかり理解することが大切です。
1. 遺伝子レベル:短足遺伝子は病気を引き起こしません。
2. 繁殖の規範:
• 基本は「短足 × 長足」で繁殖する。
• 協会の規定に従い、交配できるのはペルシャ系のみ。
• ペルシャの特徴が全く見られない個体は、規定外の交配である可能性が高く注意が必要。
3. 飼育の注意点:
• 体重管理(肥満防止)。
• 過度なジャンプを避け、関節を守る。
• 定期的な健康チェックを怠らない。
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おわりに
インターネットでよく見かける「根拠のない不安をあおる記事」は、検索結果の上位に出てくるからといって正しいとは限りません。多くは広告やアクセス数を目的とした内容です。
ミヌエット(短足猫)は、愛らしく個性的な猫種です。本当に迎えたいと思うなら、科学的な視点で理解し、リスクを正しく把握した上で飼うこと が大切です。不安をあおるだけの情報に惑わされないようにしましょう。
最近、見学や説明を受けに来られるお客様の多くが、ミヌエット(短足猫)についてインターネットの記事から情報を得ています。ところが、そのような記事の中には「短足猫は病気になりやすい」「たくさんの問題がある」といった、根拠のない不安をあおる内容が目立ちます。
こうした情報は、ミヌエットを「かわいい」と思ってくださる方々に無用な心配を与えてしまいます。そこで繁殖者として、私は科学的根拠に基づいた正しい知識をお伝えしたいと思い、この文章を書きました。
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短足の遺伝子と健康との関係
ミヌエットの「短足」は、自然発生した遺伝子変異によるものです。この遺伝子については、すでに学術論文で研究が行われています。研究対象はマンチカンですが、ミヌエットは マンチカンとペルシャ系猫(ペルシャ、エキゾチックショートヘアなど)を交配して誕生した品種 ですので、その研究結果は十分に参考になります。
なぜペルシャ系と交配するのか?
• 遺伝子プールの安定性:新しい猫種を確立するためには、豊富で安定した遺伝子プールが必要です。ペルシャ系は歴史が古く、遺伝子の多様性が高いため理想的です。
• 外見の補完:ペルシャ系の丸みを帯びた甘い表情は、ミヌエットの理想的な姿に合致しています。
したがって、ミヌエットは短足遺伝子を受け継ぎながらも、ペルシャ系の豊かな遺伝的背景を持つ猫です。つまり:短足遺伝子は健康に悪影響を与えるものではありません。
👉https://bmcgenomdata.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12863-020-00875-x
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短足猫に見られる健康リスク
猫社の中でも、動物看護を学んだ仲間から「獣医師の先生が『短足猫は病気になりやすい』と言っていた」と聞いたことがあります。私たちは反論しましたが、先生の立場からすれば一理あります。
• 臨床上の偏り:健康な短足猫は病院に来ません。診察を受けるのは問題を抱えた猫だけです。つまり獣医師が見る短足猫は「病気の個体」が多く、結果として「短足猫は病気が多い」と感じやすいのです。
• 構造的リスク:短足猫は四肢が短いため、関節にかかる負担が相対的に大きくなります。そのため、他の猫に比べて関節のトラブルが起こりやすいのは事実です。ただし、必ず病気になるわけではなく、あくまでリスクが高いということです。
なお、どの猫種にも特有のリスクは存在します:
• 大型猫(メインクーン、シベリアなど) → 股関節の問題。
• ペルシャ・エキゾチックショートヘア(いわゆる「ペルシャ系」) → 呼吸器や涙道の問題。
• ブリティッシュショートヘア → 心臓疾患。
• ラグドール → 腎臓や腸の問題。
つまり、短足猫も他の品種と同じように特有のリスクを持つだけで、「特別に病気になりやすい」ということはありません。
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正しい理解と飼育のポイント
ミヌエットを迎えるなら、次の3点をしっかり理解することが大切です。
1. 遺伝子レベル:短足遺伝子は病気を引き起こしません。
2. 繁殖の規範:
• 基本は「短足 × 長足」で繁殖する。
• 協会の規定に従い、交配できるのはペルシャ系のみ。
• ペルシャの特徴が全く見られない個体は、規定外の交配である可能性が高く注意が必要。
3. 飼育の注意点:
• 体重管理(肥満防止)。
• 過度なジャンプを避け、関節を守る。
• 定期的な健康チェックを怠らない。
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おわりに
インターネットでよく見かける「根拠のない不安をあおる記事」は、検索結果の上位に出てくるからといって正しいとは限りません。多くは広告やアクセス数を目的とした内容です。
ミヌエット(短足猫)は、愛らしく個性的な猫種です。本当に迎えたいと思うなら、科学的な視点で理解し、リスクを正しく把握した上で飼うこと が大切です。不安をあおるだけの情報に惑わされないようにしましょう。
尾崎由侑ブリーダー
ごあいさつ
弊猫舎は、一般家庭の一軒家で、のびのびとストレスのかかりにくい環境の中で猫ちゃんのお世話をしています。猫ちゃんが、より快適に過ごせられるよう、最大限の力を注いで環境作りに努めています。甘えん坊で人間大好きな猫、かわいいお顔、健康な子の無理のない繁殖に力を入れています。
猫ちゃんを心から愛し、我が子のように可愛がってお世話をする事を前提とし、猫ちゃんについての知識や、育てるにあたって消費する時間やお金についての理解を持っている方、持って下さる方との出会いを強く願い、ご紹介をしております。
○健康管理について○
小規模繁殖ですので、健康管理や、子猫ちゃん親猫ちゃんの状況把握により力を注いでおります。また、猫ちゃんが生活する五部屋に見守りカメラを設置しており、24時間状況を確認できるようにしております。
○衛生管理について○
基本的なお掃除に加え、日々のこまめな日用品の次亜塩素酸消毒、定期的に安全性の高いオゾンによる室内の全面消臭・除菌も行っております。
○猫ちゃんのお渡しについて○全ての子猫ちゃんに2回のワクチン接種した後お渡しすることをお勧めします。生後2ヶ月の子猫ちゃんの見学・購入は可能ですが、お渡しは出来かねます。
■料金に含まれるもの■
新居ギフトパック、駆虫(駆虫済み)、健康診断、猫パルボウイルス感染症検査、検便、血統書 、両親の遺伝性疾患検査結果のコピー、レントゲン写真(短足のみ)など。
☆猫ちゃんをお迎えの際には、日用品が多数入ったギフトパックをお渡しします☆
《注意点》
・血統書は避妊・去勢手術の確認が出来た後、ご自宅へ郵送致します
・3種ワクチンの費用は含まれないです、ご承知致しましす
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