セルカークレックスは優性遺伝の猫ちゃんで、他のレックス猫(レボンレックスやコーニッシュレックス等)は、劣性遺伝です。
という事は、両親どちらかの巻毛遺伝子を継ぐと巻毛が産まれます。他の巻毛猫種は、両親の両方の巻毛の遺伝子を継がないと生まれません。
生後70日前後の「ホモ型」現在販売中


外見上の特徴として、体は細身で頭の表現の丸みはそれほど顕著でなく、耳が大きい。そして柔らかい被毛。
子猫の時の換毛時に脱毛が起きる。(巻毛の猫ちゃんレボンレックスなど、脱毛が起きます)
生後40前後の「ヘテロ型」成約済


ヘテロ型は、両親どちらかの巻毛の遺伝子を受け継いだ巻毛の子です。
バランスも良く、頭の形も丸くセルカークレックスのスタンダードに合致しショーブリーダーが一番好む個体です。
「ワイルド型」

ワイルド型は、両親から巻毛の遺伝子を受け継がない、直毛に成ります。
海外では、セルカークレックスとは呼ばずに、別名「セルティック」と呼ぶこともあります。
ワイルド型も可愛さでは全く劣らないのですが、レックス猫(巻毛の猫)と呼べるかは、議論の余地があります。
でも、繁殖には欠かせません。
何故なら、ホモ型同士のかけ合わせでは、3~4代続けると、被毛はカールしますが、ヘッドも小さく、身体もより細く小さくなり、被毛は巻いてますが、セルカークレックスとしてのスタンダードが外見上失われます。
そこで、「戻し交配」と、言う方法を取り、もう一度直毛を掛け合わせ身体を作りなおします。
セルカークレックスが公認され20年も経つ現在、直毛も存在する中、日本の猫協会ではいまだに、アウトクロス(異種交配)を認めている。おかしな話です。
セルカークレックスを繁殖されておられる方、これから繁殖を行われる方も参考になさってください。
写真は、私共で「みんなの子猫ブリーダー」で販売させて頂いた子猫たちです(販売中も居ります)
この後、もうしばらく「セルカークレックス」について語ろうかと思います。
池田研司ブリーダーの子猫一覧
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